(バイオミックスで使われている納豆菌バチルスの写真です)
VOL.1068
こんな記述を見つけました。少し長いですがそのまま掲載させていただきます。
(東京農工大学のホームページより)
納豆抽出液が新型コロナウイルスの培養細胞への感染を阻害することが判明〜感染予防対策への貢献に期待〜
【ポイント】
- 実験室における培養細胞を用いた実験において、納豆抽出液が新型コロナウイルス(以下、「SARS-CoV-2」*1)や牛ヘルペスウイルスI型の感染を阻害しました。
- 納豆抽出液に存在すると考えられる蛋白質分解酵素がSARS-CoV-2粒子のスパイク蛋白質を分解し、その結果感染が阻害されることが試験管内の実験結果から推察されました。
- 納豆抽出液は新型コロナウイルスの変異株である英国型(アルファ型)のスパイク蛋白質も試験管内の実験で分解することがわかりました。
【概要】
新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が精力的に進められていますが、ワクチン接種が完了するまでに感染の拡大を抑制する対策が求められています。納豆は我が国の伝統的な健康食品であり、これまでにも免疫力の増加や血栓の解消など健康を向上させるなどの健康効果が確認されています。本研究では、実験室における培養細胞を用いた実験において、納豆(タカノフーズ株式会社、「すごい納豆S-903」)の抽出液が、SARS-CoV-2の感染を阻害することを発見いたしました。本研究は、国立大学法人東京農工大学、国立大学法人宮崎大学、タカノフーズ株式会社の共同研究で行われました。また本研究の成果は、2021年7月13日に国際学術誌「Biochemical and Biophysical Research Communications」にオンライン掲載されました。
論文では、納豆抽出液に含まれる物質がSARS-CoV-2の表面に出ているスパイク蛋白質の受容体結合領域を分解することにより、感染を阻害することを証明しました。同様に試験管内の実験においても武漢株と英国株(アルファ株)のスパイク蛋白質の受容体結合領域も納豆抽出液により分解されました。さらに、納豆抽出液は牛ヘルペスウイルスI型のウイルスの表面糖蛋白質を分解し、培養細胞への感染を阻害することも明らかにしました。なお、この物質は熱処理でウイルスの蛋白質を分解できなくなることや蛋白質分解酵素の阻害剤を用いた実験などから、少なくとも蛋白質分解酵素の1つであるセリンプロテアーゼが含まれていると考えられます。これまで食品の直接的抗ウイルス効果を示された例は少なく、伝統的な食品の非常時における価値が見直されるきっかけになる研究となります。
本研究は培養細胞を用いた実験であり、納豆を食べることによりSARS-CoV-2の感染を防ぐことができることを示しているわけではありません。
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担当山下から
ネットサーフィンしていたら偶然見つけた記事ですが
何か私どもの納豆菌でも希望が持てそうな内容だったので紹介させていただきました。
最初に断っておきますが、私どもで使っている納豆菌がコロナウィルスに対して阻害する
能力を有していることを証明するものではありません。
最初に出ている写真は私どもが20年近く前、依頼して撮ってもらったもので
バイオミックスで使われているいくつかの納豆菌の一つです。
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正直、東京農工大学のこの記述を見つけたときちょっと興奮しました。
自分たちのバイオミックスもコロナ対策でお役に立てるかもしれない。
部屋に置いておくだけでコロナ菌が早く死んでくれたり
加湿器にバイオ原液を入れたら部屋中のコロナ菌が通常より早く死滅する
飲食店などで使えば助かるだろうなと思ったりしました。
ですが、
検査に結構費用もかかるし、時間もかかるということでしたので
検査することは現時点では諦めました。
一番ビビッと来たのは
>納豆抽出液は牛ヘルペスウイルスI型のウイルスの表面糖蛋白質を分解し、
>培養細胞への感染を阻害することも明らかにしました。
私どもの納豆菌も結構タンパク質分解には能力の高いものが
選別されているのです。
東京農工大学の研究は
ある特定の納豆からとった抽出液らしいですが
私どもがあるテレビ番組の取材できかれたとき
菌を提供してくれる研究者からは
私たちが使っている納豆菌で納豆を作ろうとしても
豆の形が残っていないほど強いはずだといわれたものですから
結構いけるかもと思ったりします。
しかし現状は、納豆菌バチルスを使った私どものバイオミックス、バイオイオ原液での
検査は行われておらず、阻害確認はとれておりません。
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